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フルーツの解説

メキシコ産アボカド

メキシコ産アボカドの概要

メキシコ産アボカド

【メキシコ産アボカド(英名:avocado-mexico)】

アボカド(Avocado)とは、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木、またその果実のことを指します。よく「アボガド」ともいわれますが、英語のスペルからは「アボカド」という発音です。常緑樹で高さ6~25mの木になります。メキシコと中央アメリカ原産で低温に弱く、主に熱帯、亜熱帯で生育します。日本に輸入される主な品種はハス(HASS)種になります。『森のバター』と形容されるように脂肪分は多いですが、コレステロールを減らす不飽和脂肪酸が主体の良質なものです。果肉の未熟な時は硬いですが、熟すと軟らかくバター状になります。甘味や酸味、香りも無いので、果物というより野菜に近い感じがします。アボカドは普通の果実と異なり、樹上では食べられるまで熟さないので、果実の成熟期に入った所で採取し、追熟させてから食べます。

 

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メキシコ産アボカドの歴史

メキシコからペルーにかけて7千年以上前から栽培されており、記録があるものでは13世紀頃で、当時のインカ王の墓から種が出土しております。コロンブスの新大陸発見以降、スペイン人が16世紀にインカとアステカを征服した時には、中南米では栽培されておりました。それがスペイン、フィリピンなどを経由して拡がり、現在は熱帯、亜熱帯の各地で栽培されています。日本へ入ってきたのは100年程前の事です。

 

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メキシコ産アボカドの品種と旬の時期

アボカドの品種(ハス(HASS)種)

ハス(HASS)種

【品種の説明】

色が黒に近い黒褐色となり、軽く手で握った時に軟らかく感じるようになったら食べ頃です。中に大きな種があるので、果実を縦に真っ二つになるように切れ目を入れ、両側を持って反対方向にひねって半分に分けます。種はナイフを入れて、ねじると取れます。スプーンですくって食べるか、皮をむいてスライスし、レモンまたはライムをかけて食べます。また、刺身のようにわさび醤油をつけて食べたり、サンドウィッチに挟んだり、スープにするなどして食べます。

【流通の時期】

流通時期は1年中です。

【旬の時期】

5月~7月(オイル含有量がピーク)

 

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通販取扱ブランド・産地

アボカドのブランド(パッション)

【パッション(PASSION)】

『森のバター』と云われアボカドのオイル含有量はシーズン初期では約20%程度であるのに対してシーズン後期には約35%まで上昇します。このオイルの含有量がアボアドの販売で一番大切な熟度のコントロールに影響し、追熟時間がシーズン初期の低オイル果実では4~5日を要するのに対してシーズン後期では1日~2日と短くなります。このオイル含有量はカリフォルニア産とメキシコ産の産地比較をするとメキシコ産が明らかに高くなっています。ちなみにメキシコ産はカリフォオルニア産より5%~7%オイル含有量が高いことが報告されています。そして、このオイル含有量はそのまま味にも影響し最高のアボカドとはメキシコ産の5月~7月物がオイル含有量がピークに達して一番と云われています。そのメキシコの産地で更に日本向けに特別選別して周年出荷されるのが「パッション(PASSION)ブランド」です。

メキシコ産アボカド産地1

【生産地について】

グローバルフルーツが直接輸入しているPASSIONの生産者であるFruticola Velo S.A. DE C.V.は1966年にミチョアカン州、ウルアパン市にパッキング・プラントを建設。主な販売先は国内とアメリカ・カナダで、日本です。

1996年に当時の社長が引退し、現社長(息子)が就任しました。彼はまず、この年に新しいパッキング・プラントを建てました。それ以降品質重視をスローガンにして、彼の持つすべての畑(約330ヘクタール)の整備から始め、この7年間ですべての畑に灌漑設備を敷き、Biological Pest Controlを採用しています。このシステムを利用することにより、農薬の使用量の最少にしています。

また、古い木の多い畑では、フルーツに太陽が良く当たるように、また風によりフルーツ同士がぶつからないように、枝の数を少なくするなど、こまめな手入れを行ってきました。その結果、アメリカのPRIMUS LAB.よりCertificateを収得しています。

Fruticola Velo社はパッカー(梱包業者)であると共に330ヘクタールの畑を持つ生産者です。産地にあるパッカーで100ヘクタール以上の畑を所持しているのは、同社以外には、2社のみとなっています。それ以外のパッカーは小さい畑しか持っていませんので、他のコントロール出来ない畑からフルーツを買っているのが現状です。したがって、このパッカー(Fruticola Velo社)の最大の利点は生産者であることです。つまり顧客の要望がダイレクトに畑まで伝わりやすいと言うことが言えます。

またBiological Pest Controlのシステムを採用しているのは、産地では同社1社のみとなっています。この7年間でグレードの高いパッカーとなったと見ています。現在にいたっても、いい加減なパッカーが多い中、同社は高品質フルーツの生産者に徹していることから、日本へ、きめの細かい、これからの輸入業者が必要としているフルーツの供給と、それを行う為の話し合いの大きな可能性をも持っているものと、我々は感じております。

生産者:Ricardo Vega Lopez 畑住所:Jujacato S/N, Michoacan パッキングハウス住所 Km 3, Camino viejo a Tancitaro, Uruapan, Michoacan

 

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美味しいアボカドの見分け方

アボカドの見分け方

【ポイント】

形がきれいで果皮に張りとツヤがあり、ヘタと果皮の間に隙間がないものが良品です。皮が真っ黒でシワがあるものは熟しすぎです。また、ヘタが取れてその部分が黒くなっているものは、果肉が変色している可能性があるので避けたほうがよいです。

 

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アボカドの保存方法

アボカドの保存方法

【ポイント】

アボカドは未熟な内に収穫し、常温で追熟させることでやわらかくなります。皮が緑色のものはまだ未熟なので、20度前後の場所で追熟させてください(追熟理想温度範囲は18度~24度)。温度が27度以上に長時間さらされると障害(焼け障害)が起こる原因にもなり、追熟がうまくいきませんので気をつけて下さい。
また、アボカドは果肉温度が5度以下になると冷蔵障害を受けますので、長期間の冷蔵庫での保管は避けることをおすすめします。皮が黒みがかり、握ったときにやや弾力を感じれば食べ頃です。熟したアボカドはポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ入れます。2~3日は保存できますが、熟しすぎると果肉が黒っぽくなって崩れてくるのでなるべく早くお召し上がりください。

 

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アボカドの切り方・食べ方

アボカドの切り方1

【アボカドの食べ方】

【STEP1】

縦に種があたるまで包丁を入れるます。

アボカドの切り方2

【STEP2】

種にそってグルっと1周包丁を入れます。

アボカドの切り方3

【STEP3】

実をずらす。

アボカドの切り方4

【STEP4】

二等分される。

アボカドの切り方5

【STEP5】

種のついている方は手に持ち、包丁の角を種に。

アボカドの切り方6

【STEP6】

包丁を引き上げると種がとれる。皮を手で剥きます。剥きづらい場合は、皮と果肉の間に包丁を入れると剥きやすくなります。

 

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アボカドの栄養と効能

【血液サラサラ!】

アボガドはノンコレステロールの不乾和脂肪酸なので、皮下脂肪にはならず、血液中の悪玉コレステロール値を下げてくれます。またβシステロールという脂質も、含まれ、コレステロールの吸収そのものを抑える効果が確認されています。

【整腸作用に効果大】

アボガド1個でごぼう1本分相当する食物繊維が、腸の働きを整え、ダイエット美容効果も得られます。

【美容効果も抜群】

アボガドにはリノール酸、リノレン酸(以前はビタミンFと呼ばれた必須脂肪酸)が含まれ、アボガド半個で1日の所要量を充分摂取、お肌を乾燥から守ってくれるセラミドを作り、お肌をツルツルにします。又、皮膚の健康を維持するビタミンB2、ビタミンB3(ナイアシン)も豊富に含まれています。

【動脈硬化・高血圧予防!】

動脈硬化症などを予防するオレイン酸を多く含み葉酸は、ホモシステイン(動脈硬化の原因のひとつ)の増加を抑える働きが確認されています。また、豊富に含まれるカリウムは体内から余分なナトリウムを排出するので、高血圧防止にも役立ちます。

 

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アボカドの食べ合わせ

【アボカド×トマトで美白・美肌に効く!】

トマトのリコピンは、脂肪であるアボカドと共に摂取することにより、体内での吸収率がよくなります。リコピンは、生活習慣病の予防だけでなく、美白・美肌にも有効なことが明らかになってきました。リコピンは、シミやソバカスなどの原因となる、紫外線によって生じるメラニンの生成を促進する活性酸素を消去するとともに、メラニンの生成に必要な酵素チロシナーゼの働きを抑えます。

 

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ギネス記録(高栄養価果物)

ギネスブックでは「もっとも栄養価の高い果物」といわれてます。そこには生食されている世界38種類の果実を分析してアボカドの100グラム中にはカロリー136、タンバク質2.2%、ビタミニンA.C.Eなど、11種のビタミン・14種のミネラルを含み、「栄養果実の王様」と記されています。「森のバター」及び「バターフルーツ」といわれほどに脂肪が多い果実ですが、この脂肪はオレイン酸・リノール酸・リノレン酸が主体の不飽和脂肪酸で健康に良いものです。ビタミンE、カリウム、食物繊維も豊富で、さらにナイアシンや抗酸化物質グルタチオンが含まれています。そのため、「果実の王様」に加え「生命の源」などともいわれます。

以下はアボカド、りんご、温州みかん、バナナ、いちごのエネルギー、タンパク質、脂質、ビタミンEの含有量を比較したグラフです(出典:日本食品標準成分表2010)。総合的にアボカドの栄養価が高いことが分かります。

ギネスブックでは「もっとも栄養価の高い果物」といわれてます。そこには生食されている世界38種類の果実を分析してアボカドの100グラム中にはカロリー136、タンバク質2.2%、ビタミニンA.C.Eなど、11種のビタミン・14種のミネラルを含み、「栄養果実の王様」と記されています。「森のバター」及び「バターフルーツ」といわれほどに脂肪が多い果実ですが、この脂肪はオレイン酸・リノール酸・リノレン酸が主体の不飽和脂肪酸で健康に良いものです。ビタミンE、カリウム、食物繊維も豊富で、さらにナイアシンや抗酸化物質グルタチオンが含まれています。そのため、「果実の王様」に加え「生命の源」などともいわれます。

以下はアボカド、りんご、温州みかん、バナナ、いちごのエネルギー、タンパク質、脂質、ビタミンEの含有量を比較したグラフです(出典:日本食品標準成分表2010)。総合的にアボカドの栄養価が高いことが分かります。

エネルギー(kcal)
タンパク質(g)

アボカド等のエネルギー
アボカド等のタンパク質

 

脂質(g)
ビタミンE(トコフェロールα)(mg)

アボカドの成熟特性

アボカドの成熟特性1

アボカドの成熟特性は、”果実が木からもぎ取られるとそこで成熟が止まり温帯果実で良くある収穫後の成熟”が殆ど見られ無いことです。また一般に果実は樹上で成熟が進むと表皮が色付いたり濃い緑が薄黄緑色に変わりさらには果肉が軟化して食べられるようになります。

ところがアボカドは表皮の色の変化は全く無いばかりか果実が完全に成熟しても果軸に果実の軟化作用を止める物質があって追熟軟化を止めている為に樹上での果肉の軟化は全くみられません。この為に収穫適期の見極めは古くから議論の対象になってきました。

アボカドの成熟特性2

慣行農法でのアボカドの収穫期の見極めは一本の木で早く成熟した実が木から落下するのを待って収穫期と判断する方法や果実のサイズ・ふくらみ具合等様々な方法で収穫期の見極めが行われてきました。

しかし、これらはいずれも商業農園での判断基準としては不十分な為に本格的な商業農園が開発された近年の研究の結果、アボカドの味・質を決める重要な要素である油の含有量とも関連する果実の乾燥重量比を21%以上で収穫期とする方法が導入されました。

さらに最近では簡単に測定器を使ってその場で果肉の硬さを測定する方法が一般的になって未熟果実の混入率は非常に少なくなってきています。

アボカドは早もぎすると果実の軟化がないまま果肉がゴム状に弾性を持ったり、軟化が均一に行われないなどで食べられなかったり、味が極度に悪くなったりします。従って最高のアボカドを味わうには果肉のオイル含有量がピークに達するまで樹上で成熟させ、収穫後は20℃程度の室温で湿度が高く通気性がある部屋で1~2週間保管し果実の細胞を強く結び付けている不溶性ペクチン質が分解して果肉が柔らかくなるよう熟成させて食べるのが一番といわれています。

 

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アボカドの追熟

アボカドは果肉温度が5度以下になると冷蔵障害を受けます。この障害は低温が続く時間と温度が関係します。つまり低温で置かれる時間が長ければ長いほど障害の程度もひどくなり長距離輸送中の温度管理は大変重要です。

現在アボカドはメキシコからの輸入が主力で長い航海日数(約20日間)を掛けて低温冷蔵(約5℃)で日本に到着する為に長時間過酷な条件下に置かれているために日本に到着後の品質管理が非常に重要となります。

実際アボカド先進国で需要の高いアメリカではバナナの加工と同じくアボカドの専門加工業者が存在しています。その結果米国ではいつでも均一の食べ頃のアボカドが手に入れる事が出来ます。

しかし日本ではこのような加工設備のある業者は未だ限定的で、その多くは各担当者が自己流で四苦八苦しながら色付けをしているのが実情です。冬季のアボカドの品質は未だ満足行く段階に達していない為本格的な加工設備の増設が望まれる所です。

アボカドの追熟

追熟加工の必要性は特に気温が低くなる秋から春(10~2月)それぞれの工夫が必要となります。この時期一番大切なことは果実温度を日本に到着までの低温状態から早く抜け出させて追熟に最適の21℃前後に上げてあげる事です(但し追熟可能温度範囲は13度~22度)。また追熟時には通気性のある荷積み方法・定期的に換気できる設備・湿度(90~95%)を保つ装置等が必要になります。

アボカドの追熟加工では外観を含め、果肉の均等な軟化などで大きな差が生まれます。また温度が高すぎても障害が起き通常27度以上の温度に長時間晒されると焼けを起こしますので理想的な加工施設には冷蔵機能も必要になります。

アボカドも他の果実同様収穫後も生命活動を行っています。つまり保管中も呼吸をする為に酸素を吸い、エチレン、二酸化炭素、熱、水分を吐き出しています。その為にこれらの呼吸活動を上手にコントロールし、理想的な熟成を進行させることが大変重要です。アボカドは実にデリケートです。少しの変化でも機嫌を損ねます。アボカド加工の技術を向上させて理想的な品を小売店に提供してアボカドのファンに喜んでもらいたいものです。

 

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栄養満点の離乳食

アボカドの脂肪分は少量でも沢山のカロリーを含んでいて赤ちゃんの小さなお腹にとっては最高の栄養源となります。特にアボカドに含まれる植物性脂肪は80%以上という高い消化吸収率を持っているのが特徴です。そしてビタミンA、B2、葉酸、ナイアシン、リン、マグネシウムカリウムなどビタミンやミネラルが豊富。しかしコレステロールは『0』。さらに、赤ちゃんの成長のために絶対必要な、『必須脂肪酸』を含む為赤ちゃんに最適の栄養源と言われています。

 

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