目次
・ぶどうの概要
・ぶどうの歴史
・ぶどうの品種と旬の時期
・通販取扱ブランド・産地
・フレッシュなぶどうの見分け方
・ぶどうの保存方法
・ぶどうの切り方・食べ方
・ぶどうの栄養と効能
・ぶどうの食べ合わせ
ぶどうの概要
【ぶどう(英:grape)】
ぶどうは、ブドウ科 のつる性落葉低木である。
カリフォルニア産ブドウは世界でも有数のブドウを生産しており、全米の約97%を栽培しています。カルフォルは砂漠地帯特有の暑く乾燥した気候で、ここに灌漑用水が設備され、ブドウの生産に最適な条件となっています。チリ産ブドウは典型的な地中海式気候でさんさんと太陽を浴びて赤く染まった糖度の高いブドウを生産しています。輸入ブドウは、皮ごと食べれる手軽さが人気です。
国産ぶどうの品種は数多くあり、農林水産省に登録されているぶどうの品種はワイン用も含めると200品種近くにのぼります。大粒、種なし、綺麗の三拍子が整ったぶどうが多く、海外からも賞賛されています。ぶどうは生食用以外にワイン用のぶどうがございますが、国産ぶどうは総生産量の9割が生食用です。
ぶどうの歴史
世界栽培面積及び生産量の最も多い果物で品種も多岐にわたります。
中央アジアに自生していた野生祖先種が、各地に伝わり、多くの栽培種の起源となっています。栽培の歴史も古く、紀元前4千年もの太古から栽培されていました。
生食用、ワイン用、干しぶどう用、ジュース用等があり、それぞれに適した特徴を備えた栽培品種が使われております。
近年では多くの品種が日本に輸入されています。赤色系では、大粒丸型(種あり)の「レッドグローブ」、種無しの「クリムゾンシードレス」、大粒丸型(種なし)で甘みがとても強くて果皮が薄く食べやすい「スイートセレブレーション」、黒色系では、大粒楕円形(種なし)の「オータムローヤル」、黄色系では(種なし)の「トンプソンシードレス」、大粒丸型(種なし)「オータムキング」などが輸入されています。
古来からある日本のぶどうのとして”甲州”があります。今ではたくさんの品種が栽培され、「巨峰」「シャインマスカット」「ピオーネ」「瀬戸ジャイアンツ」「藤稔」「マスカットベリーA」「デラウェア」などがあります。
「デラウェア」は今では「種なしブドウ」という言い方で売られている場合もありますが、昔からお店で見かけた小粒でたくさんの房がついているぶどうです。しかしながら、今では大粒の需要が増えているため生産量が減少しています。
ぶどうの品種と旬の時期
レッドグローブ
【品種の説明】
色:赤
種:あり
サイズ:特大粒
形状:丸型
特徴:最もスタンダードな品種であり、輸入ブドウの代名詞といったところです。種はありますが、スナック感覚で皮ごとポリポリ食べることでき、食味も良好です。
【供給時期】
カルフォルニア産(9月~12月)チリ産(1月~5月)
スイートセレブレーション
【品種の説明】
色:赤
種:なし
サイズ:楕円形
形状:丸型
特徴:非常に甘みが強くジューシーで、糖度は20度を超える高糖度ブドウです。種なし系は小粒の品種が多いのですが、スイートセレブレーションは大粒で、輸入ブドウの中でも特に皮が薄く食べやすさも魅力です。今後の注目品種といえるでしょう。
【供給時期】
カルフォルニア産(8月~11月)
クリムゾンシードレス
【品種の説明】
色:赤
種:なし
サイズ:中粒
形状:長楕円型
特徴:ぱりっとした食感で、程よい酸味があり甘酸っぱくすっきりとしたフレーバーを楽しめます。
【供給時期】
カルフォルニア産(9月~12月) チリ産(2月~5月)
スカーレットロイヤル
【品種の説明】
色:赤
種:なし
サイズ:中粒
形状:楕円型
特徴:甘みが強く、糖度・酸度のバランスの良いブドウです。
【供給時期】
カルフォルニア産(8月~11月)
トンプソンシードレス
【品種の説明】
色:緑
種:なし
サイズ:中粒~大粒
形状:長楕円型
特徴:さわやかな甘みで、種なしで食べやすいブドウです。
【供給時期】
カルフォルニア産(8月~11月) チリ産(2月~5月)
オータムキング
【品種の説明】
色:緑
種:なし
サイズ:大粒
形状:楕円型
特徴:甘みが強く、種なし大粒で食味良好のブドウです。
【供給時期】
カルフォルニア産(9月~12月)
コントンキャンディー
【品種の説明】
色:緑
種:なし
サイズ:中粒
形状:長楕円型
特徴:強い甘みと綿飴のような食味から、コットンキャンデーと名付けられたほどのブドウです。まだ、生産量も少なくあまり出回っておりませんが、今後の期待品種のひとつです。
【供給時期】
カルフォルニア産(7月~8月)
オータムロイヤル
【品種の説明】
色:黒紫
種:なし
サイズ:大粒
形状:楕円型
特徴:甘みが濃く、薄皮・種なしで、食味良好のブドウです。
【供給時期】
カルフォルニア産(8月~11月)
ピオーネ
【品種の説明】
”巨峰”と”カノンフォール・マスカット”の交配種です。品種の名前はイタリア語で「開拓者」の意。大粒が特徴の品種。強い甘味とさわやかな酸味ですっきりした味です。
【旬の時期】
7月~10月
シャインマスカット
【品種の説明】
”スチュウベン”と”マスカット・オブ・アレキサンドリア”に”白南”の交配種。緑系ぶどうの中では糖度の高い甘い品種の一つです。平均糖度は18~20度と言われています(個体差があります)。酸味が少なく甘味がしっかりしています。
【旬の時期】
7月~9月
藤稔
【品種の説明】
”井川682″と”ピオーネ”の交雑種。ピオーネよりも大きくなることもある種なしの品種。別名、”大峰”。果肉は柔らかくほどよい酸味としっかりとした甘味で贅沢な味わいです。皮離れがいいので食べやすいです。
【旬の時期】
8月~9月
瀬戸ジャイアンツ
【品種の説明】
”グザルカラー”と”ネオマスカット”の交配種。緑系ぶどうの中では皮の薄い種なしの品種。皮が薄いので食べやすくさっぱりとした甘さが特徴。
【旬の時期】
9月
通販取扱ブランド・産地
通販取り扱い産地
岡山県
弊社卸売業
パッキング(梱包)
経験豊富で熟練した作業員がぶどうを丁寧にツタからはずします。この際、質および熟度をチェックし、小さすぎる果実や傷のある果実を剪定します。 高い品質と均一性を徹底するため、房は輸送用コンテナに詰められる前にもう一度検査されます。
冷蔵保管
ぶどうは収穫後速やかに急速冷却され、冷蔵されます。こうすることにより、ぶどうの鮮度およびみずみずしさを保ちます。冷蔵庫内の温度は綿密に管理され、華氏30~32度(摂氏-1~0度)、湿度90~95%に保たれます。
冷蔵輸送
収穫されたカリフォルニアぶどうの大部分は、冷蔵車に積まれ、鉄道またはハイウェイ輸送され、全米各地に届けられます。国外市場に輸出されるぶどうは冷蔵コンテナに詰められ、船便または航空便で出荷されます。いずれの場合でも、輸送中の温度は最新の機材によって常に一定に保たれます
フレッシュなぶどうの見分け方
【ポイント】
品種にかかわらず、色鮮やかで瑞々しく、果実の表面に光沢と張りがあるもの。ブドウの房についている軸には、収穫から経過した時間が表れます。軸が茶色く萎れているようなら、鮮度が落ちている可能性が高いです。
また果皮に白っぽい粉が付着していますが、これは乾燥や病原菌に感染するのを防ぎ、実の美味しさを保つ為に、ぶどう自身が出す天然成分の「ブルーム」と呼ばれるものです。この白っぽい粉が、カビや農薬の残りなどの誤解をあたえますが、この粉がまんべんなく付いているブドウは鮮度がよい証拠です。「ブルーム」の主成分は、「オレアノール酸」と言う物質で、アンチエイジング効果を持つことが解明されています。
ぶどうの保存方法
【ポイント】
房のままの場合は、なるべく実に負担がかからないよう一房ずつ乾燥しないよう聞紙でくるむかポリ袋に入れ、野菜庫に保存します。水に浸けると傷みが早くなり、果皮についた白い粉(ブルーム)は鮮度を保つ役割を持つため、洗うのは食べる直前にしましょう。
また、房のままでなくても良いなら、実を一粒一粒枝から切り離しジップロックなど密封袋に入れて野菜庫に保存してください。切り離す時に、枝から引きちぎると、実の枝が付いていた部分に穴があき、果汁がにじみ出て傷みを早めてしまうので、実を傷つけないようハサミで枝を2~3ミリ程実側に残して切り落ちしていきます。こうして、粒のままで保存すると房のまま保存するより長持ちします。こちらも同様に、洗うのは食べる直前にしましょう。
ぶどうの切り方・食べ方
【フレッシュのまま】
フルーツサラダやゼリー寄せなどに。フレッシュの場合、冷やしすぎると甘味が感じられなくなってしまうので、常温で保存し、食べる間際に冷水に浸けて冷やすのがベストです。また、ブドウは上の方が甘いので、下の方から食べると最後までおいしく食べることができます。
【簡単ジュースとして】
ぶどうとバナナのジュース→ぶどうを皮ごと、バナナは切って牛乳を入れミキサーへ(バナナの甘みとぶどうの酸味が最高の組み合わせです。)
【ちょっとおしゃれに】
ぶどうのコンポート
(1) ぶどうの粒を房からはずし、流水でよく洗う
(2) ぶどうの皮をむき、実と皮に分ける
(3) 鍋に水、砂糖、レモン汁を入れ、砂糖が溶けたら、ブドウの皮を入れ、沸騰から10分弱火で煮る
(4) 煮汁をざるで漉し、鍋に戻し、ぶどうの実を入れ沸騰後5-10分程弱火で煮る
(5) 冷蔵庫で冷やして、そのままでも、ヨーグルトなどにかけてもおいしいです
ぶどうの栄養と効能
【心臓病、動脈硬化、老化防止、がん予防、長寿遺伝子】
ブドウの皮には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが多く含まれており、心臓病、動脈硬化、老化防止のほか、ガンや心臓病の予防などに効果があるといわれています。また、近年ポリフェノールには新しい健康が発見され、人の長寿遺伝子に働きかけて細胞の寿命を延ばす、レスベラトロールという成分の存在が明らかになっております。
【ブドウ糖による疲労回復効果】
ぶどうには体内に吸収されやすいブドウ糖や果糖などの糖質が多く含まれており、これらは体内で代謝の経過を経ずにそのままエネルギーになってくれるので、疲労回復効果が非常に大きいと言えます。
【貧血気味の方にも効果的】
カルシウム、カリウム、鉄などのミネラルがバランス良く含まれているので、貧血の改善にも効果がありますし、貧血気味の人の食欲増進に役立ちます。
・ダイエットや成人病予防にも!
ぶどうの食べ合わせ
【一緒に食べると良い物】
・キーウィフルーツ、さくらんぼ、牛肉
期待できる効果→腰痛、関節痛、神経痛の改善
・アスパラガス、かぼちゃ、大根
期待できる効果→高血圧、血栓症の予防
・きゅうり、ふき、セロリ、カレー粉
期待できる効果→利尿作用、腎機能改善
・アロエ、パパイア、パイナップル
期待できる効果→胃腸を整える