・2019年の取り扱いは終了しました。
「小夏(こなつ)」は高知県の名産として知られている柑橘類です。呼称としては「日向夏(ひゅうがなつ)」で親しまれている果物です。品種は数種類あり、店頭では「小夏」とだけ表記されていることがほとんどです。
原産地は宮崎県。1820年に偶然発見されました。現在は宮崎県、高知県をはじめ、愛媛県、熊本県、静岡県伊豆半島、神奈川県西部などでも栽培されています。その他の呼称としては「土佐小夏(とさこなつ)」、「ニューサマーオレンジ」があります。柑橘類の系統としてはユズの突然変異と考えられています。
高知県香南市の小夏農園。標高100メートルで山の上の台地にて栽培しております。日照時間、土質、同一品種での栽培の他に、土地基盤整備を行い同一条件下での栽培により、食味の均一化を図っています。
正直に申しますと、食べづらい果物です。まずカットするところから難しいです。包丁でも手でも難しいのです。しかしながら料理向きな果物です。マーマレードやサラダとして使われることが多いです。
もう一つの特徴として内果皮(アルベド)と共に食べることにあります。内果皮はほんのり甘味があり、果肉だけ食べた場合と内果皮と共に食べた場合では食味が変わります。内果皮のことを「ワタ」と表現することもあります。
4月中旬~6月下旬
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小夏は、冷蔵庫の野菜室にて保存します。その際、皮が乾燥するのを防ぐためにビニール袋等に入れ保存します。保存期間は約3週間となります。