山形でぶどうを栽培されている農家さん。先代であるお父様の代では主にデラウェアを栽培されていました。
しかしながら、デラウェアは小粒の品種のため時代に合わず、栽培も手間がかかることから、他の品種の栽培を検討。
そこで出会ったのが高尾ぶどうです。この高尾ぶどうに惚れ込んで栽培する品種を変更していきます(ワイン用のぶどう栽培にも着手)。
ぶどうの外観は巨峰やピオーネのようにみえますが、ぶどうの粒が細長いのが特徴です。
「高尾」は東京の名山の「高尾山」からとられています。
品種の親は巨峰で、種無し。
皮ごと食べられる品種と記載されているところもありますが、弊社担当者の感想としましては、皮が苦手な方には少し気になる皮の厚さのように思います。
食味は親である巨峰に似ていますが、巨峰の後味で残る苦味のような食味がなく上品な甘さが残ります。(皮をむいて食べた際の食味)
一点ネガティブな特徴といえば、脱粒しやすいという点です。そのため、宅配でお手元に届いた際に何粒か脱粒している可能性がございます。予めご了承下さい。(糖度が高いほど脱粒しやすいと言われているようです)
惚れ込んだまではよかったのですが、大変なことに気づきます。それが栽培の難しさです。
そもそも高尾ぶどうは巨峰の弱点を克服することを目的に作られた品種です。そのため、高尾ぶどうが出来た当初は多くの農家さんが栽培をはじめました。しかしながら、栽培の難しさ(注1)に直面し、栽培できる農家さんはわずかしかおりません。それを表す数字が特産果樹生産動態等調査(2018年)の作付面積です。高尾ぶどうはぶどう全体の中でわずか0.45%しか作付けされていません。
(※)円グラフをクリックすると拡大します
(注1) 難しさとは、素人では理解できない「房のできる位置が予測しづらい」という点で、手間が非常にかかります。
農業界では「高尾ぶどうを栽培できるのはすごい」と言われているのだとか。そのため大変な苦労があったようです。
それでも栽培を続けて40年。今となっては日本で高尾ぶどうの出荷量No.1。さらに栽培が難しい高尾ぶどうでありながら大房で良い形に栽培できる日本一の高尾ぶどう栽培マイスターです。
今ではこの農家さんが栽培されているぶどうの7割が高尾ぶどうです。
弊社では大房の1房800gでの取り扱いです。
2021年
内容量 | 大房 約800g | ||
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サイズ | – | ||
産地 | 山形県 | ||
等級 | 特選 | ||
品種 | 高尾 | ||
入荷頻度 | 産直 | ||
糖度 | 17.8度(2021年8月) | ||
取扱い時期 | 9月 | ||
梱包状態 | 化粧箱(ダンボール) | ||
箱の大きさ | 商品名 | 縦×横×高さ[cm] | 配送料サイズ |
特選 約800g 1房 | -×-×- | – | |
配送料 | こちらのページをご参照下さい | ||
配送方法 | ヤマト運輸。常温便。 |
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梱包箱から出してビニール袋等にいれて冷暗所や冷蔵庫の野菜室で保管して下さい。
また、以下の記事の保存方法もあわせてご参考になさって下さい。
2020.10.29 【ブログ】ぶどうの保存方法をまとめました