【キウイフルーツ(英名:kiwifruit)】
キウイフルーツ(kiwifruit)とは、マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物、またはその果実です。世界で最も多く栽培されているのはヘイワード種で果肉は緑色であり、温帯から亜熱帯に分布しています。食味は甘味と爽やかな酸味が特徴です。 甘味の主成分は糖類で、ブドウ糖、果糖、ショ糖などで構成されています。収穫期が近づくにつれて、糖含量が増加して収穫後に追熟をすると、さらに糖が増えて甘くなっていきます。
キウイフルーツは、中国の揚子江沿岸が原産地でマタタビ科のつる性植物で、もともとは「チャイニーズ・グーズベリー」と呼ばれていました。1904年ニュージーランドに種子が持ち込まれ栽培されニュージーランドを代表する果実として世界中に輸出されています。1950年頃に果実の形がニュージーランドの国鳥である「キウイバード」に非常に似ているとのことで「キウイフルーツ」と命名されました。現在では、グリーンキウイの他に、2000年より果肉が黄色のゴールドキウイなど新しい品種も出回り、国産を含め、年間を通じてキウイフルーツを楽しめるようになっております。
グリーンキウイ(ヘイワード種)
【品種の説明】
甘味と爽やかな酸味のバランスが良くジューシーです。
【旬の時期】
旬の時期は、4月下旬~12月になります。
【ゼスプリ】
ゼスプリインターナショナルが販売するニュージーランド産キウイフルーツのブランド。1970年代後半、ゼスプリは、中国より数多くの原種を導入し、ニュージーランドのホートリサーチ園芸研究所にて自然交配を数千回実施の後、甘くてトロピカルな風味にあふれた黄色い果肉のキウイフルーツの誕生に成功しました。それがゴールドキウイです。
「ゼスプリゴールドキウイ」の親木が選出されたのは1987年、初めてニュージーランドから輸出されたのは1998年ですので、商品化まで実に20年の歳月が費やされています。
【ポイント】
きれいな楕円形で、果皮にまんべんなくうぶ毛が付いているものが良品です。果皮の色は、濃すぎるものよりも明るい薄茶色のものがよく、軽く握ったときにやわらかさを感じれば食べ頃です。
【ポイント】
かたくて未熟なキウイは常温で追熟させる必要があります。乾燥を防ぐためポリ袋に入れて(密封はしません)、20度前後の部屋に置いておきます。
その際、りんごと一緒に袋に入れると早くやわらかくなります。指で軽く押して弾力を感じれば食べ頃です。
熟したキウイは冷蔵庫で2~3時間冷やすとよりおいしく食べられます。
【キウイの食べ方】
手順1
キウイの一番簡単で美味しい食べ方はハーフカット!皮をむかずに半分に切って、スプーンですくってそのままでどうぞ!
手順2
半分に切ります。
風邪予防や美容に効果的!
キウイフルーツは、果物の中で100gあたりのビタミンCの量が1番です。キウイフルーツ1個で1日の必要量のほとんどが補えます。
整腸効果があり、便秘に効く!
キウイフルーツには、大根やカボチャ、タケノコに匹敵する程の食物繊維が含まれており、生の果物の中ではNo.1です。食物繊維は100中2.5g含まれ、水溶性食物繊維(0.7g/100g)と、不溶性食物繊維(1.8g/100g)どちらも含まれています。2.5gというのは、ミカン3個分、バナナ2個分と同じ量になります。
【肉や魚と一緒に食べると消化を助けます】
キウイフルーツには、「アクチニジン」というタンパク質分解酵素が含まれています。このため、肉や魚と一緒に食べると、消化・吸収が良くなります。
ですのでキウイの分解酵素を利用して、キウイ果汁で下処理した後に肉を料理すると柔らかくなると言われております。