【メキシコ産マンゴー(英名:mango-mexico)】
メキシコ産マンゴーは熟すと赤みを帯びてきます。その色合いからアップルマンゴーと呼ばれています。卵のような形ですが、糖酸度のバランスのよいマンゴーです。サイズとしては450g~700gまでの大きさになります。日本には3月から8月くらいまで輸入され、輸入マンゴーとしてはメキシコが全体の約40%を占めます(1番の輸入量)。
1970年頃から日本入荷が始まりました。メキシコ産の特徴は、全ての品種で果皮が鮮やかな赤に染まっており、リンゴに似ている事からアップルマンゴーとも呼ばれております。果肉はオレンジ色で、品種によっては繊維質が多いのもあるが、主力品種のヘイデン種は芳香が優れ、ケント種は繊維質が少ないのが特徴。美しい色に染まって重量感のあるこの果実は高級品としての地位を築いて贈答などの主力商品として長年親しまれています。
ヘイデン種(HADEN)
【品種の説明】
メキシコ産の赤系マンゴーのスタートはヘイデン種。ケント種よりも2ヶ月ほど早く収獲が始まります。ケント種に比べると繊維質が多いですが、甘い品種。ケント種と見分けがつきません。
【旬の時期】
4月から5月
ケント種(KENT)
【品種の説明】
高糖度だけではなく、適度の酸味と奥深いコクもあり、高温多湿の日本の6月、7月に爽快な味覚を醸し出してくれます。その他の品種と比較しても繊維質の少ない大柄肉厚な品種です。アップルマンゴーと呼び名がありますが、これはメキシコ産のケント種に対し作られたものです(HADEN種 / TOMYアトキンス種 が含まれることもあります)。大玉肉厚でリンゴの赤のように鮮やかに広がるイメージが、メキシコ産ケント種を言い表すのに最適だったのです。今では赤系マンゴー全般に使用されるネーミングですが、メキシコ産ケント種こそ正真正銘のアップルマンゴーです。
【旬の時期】
6月上旬から7月下旬
キーツ種(KEITT)
【品種の説明】
キーツ種は緑色の果皮のイメージですが、メキシコ産のキーツ種は黄色くなります。その黄色の果皮に目立つ黒い斑点。これは果点とは果物が呼吸するための気孔が変化したものです。病気ではありません。この斑点の影響で敬遠されがちですが、食味はしっかりとした甘みで、この見た目からは想像できない美味しさです。入荷期間も短く、希少な品種。
【旬の時期】
8月下旬から9月上旬
【マンゴーサプライズ(Mango Surprise)】
4月から始まるヘイデン種から7月のケント種、8月のキーツ種までブランドを統一。鮮度を重視し、飛行機で週2回の入荷。ケント種の産地は6月と7月で異なり、は6月がミチョアカン、7月がナヤリット。
◆補足
2020年シーズン途中より、”PASSION”ブランドは”Mango Surprise”に変更となりました。
【生産地】
マンゴ(Michoacan へ—デン種)
・生産者1:Eduardo Arroyo Gomez
・畑住所1:Conocido, Ejido, Nueva Urecho、Michoacan
・管理者1:Guillermo Arroyo Barbosa
・生産者2:Jose Constantino
・畑住所2:Santa Casilda S/N、Michoacan
マンゴ(Nayarit ケント種 キーツ種)
・生産者:Luis Alonso Romero
・畑住所:Tierra Generosa, Nayarit
・管理者:Mario Damian Palomares
・管理者2:Mario Damian Palomares
【メキシコ産マンゴーの切り方】
手順1
真ん中に種があるため、縦に三等分に切る。
※手順1での注意
この時、細い方を上に向けて切ることが大事!
(種が薄く平べったい形状の為)
手順2
網目状に切り目を入れる。