【フィリピン産マンゴー(英名:mango-philippines)】
フィリピンマンゴーの表皮は熟すほどに黄色に変化し、果肉は他のマンゴーと比べ繊維質が少なく、口当たり滑らかで、甘さと酸味のバランスが非常によい果実です。フィリピンは南北に長く7100以上の島から成る群島国家です。それぞれの産地により気候が微妙に違うため島を変えながら年間を通じて収穫ができるのがフィリピンマンゴーの特徴でもあります。
フィリピンマンゴーは15世紀にインドネシアからフィリピン、ミンダナオ島へと伝わり栽培されるようになったのが始まりとされるウルシ科マンゴー属の植物です。外観の見た目がペリカンのくちばしに似ていることからペリカンマンゴーとも呼ばれています。また、外国の商人が木になるマンゴーを見て、農夫に「あれはなんですか?」と質問したところ、マンゴーの木につながれた水牛のことだと勘違いして「カラバオ」と答えたことから、フィリピンのタガログ語で意味する水牛(カラバオ)の名前が市場で広がりカラバオマンゴーと呼ばれるようになったというエピソードがあります。
カラバオマンゴー
【品種の説明】
豊富なビタミンを含み、美容・健康には最適な果物です。特に完熟したマンゴーは飛びぬけて豊富なビタミンA(β-カロテン)を含み、、小ぶりな(平均230グラム)マンゴーですが、1個でも1日に必要な摂取基準量を充分補う事ができるほどです。また、ビタミンCや葉酸、食物繊維も豊富に含みます。女性、妊婦の方にお勧めの果物です。多くのマンゴーが果肉内に入り込んだ繊維に苦慮する中で、カラバオの繊維は種の周囲だけ。果肉の滑らかさ、舌触りの良さは数あるマンゴーの中でもトップクラスです。
【旬の時期】
3月~5月の期間、主力産地ルソン島は乾季に入り、昼夜30℃~40℃の真夏の気候が続きます。
それ故、この季節のマンゴーは糖度が増し、甘く美味しいマンゴーになります。(*シーズン中、最も高い糖度で20度を越えるものもあります。)
この3月~5月の季節に味、品質、生産量においてトップシーズンとなるフィリピン産マンゴーが最も旬の時期といえるでしょう。
【ダイヤモンドスター】
農業経験30年以上の日本人スタッフがその経験を活かし、1つ1つ丁寧に品質管理を行いマンゴーの輸出に取り組んでいます。日本人スタッフが栽培から出荷までの全工程を管理することで、安心・安全で、より良い品質が保たれています。
【生産地について】
・ルソン島(1月~6月)
ラウニオン、パンガシナン、サンバレス、パンパンガ、バタンガス、ミンドロ
・ミンダナオ島(7月~12月)
ダバオオノルテ、ダバオスール、ダバオオリエンタル、サウスコトバト
【ポイント】
果肉にやわらかさと、香りをおび始めたら食べごろです。シワがよる直前が糖度のピークです。糖染み(シュガースポット)といって果皮に茶色い斑点のシミが出ているものは特に甘い証拠です。
(少しマニアックですが・・・)
*補足として、少し青めのものも酸味が好きな方にはおススメな食べ方です。(青いうちは酸味が強く、熟すにつれて酸味が抜け甘さが増します。甘みと酸味のバランスを楽しみながらお召し上がりください。)
【ポイント】
保管は冷蔵庫にいれて2~3日程度。シワがよる前にお召し上がりください。青めのものは常温(温かいお部屋)で保管すると熟れてきますので、青めが抜けたらお召し上がりください。
南国で育ったマンゴーにとって最適な温度は22~25℃です。室温でも十分完熟させることが出来ますが、特に寒い冬場は暖かいお部屋での保管が、より美味しい追熟方法となります。
【フィリピン産マンゴーの食べ方】
手順1
真ん中の平たい種を避けて3枚に切り分ける
手順2
スプーンですくってお召し上がりいただく。
数あるマンゴーの中で最も繊維質少なくマンゴープリンにおすすめです。
少し柔らかくなりすぎたらヨーグルトとあえて朝食にも。また、ジャムなどにアレンジも最適です。
リンゴのように熱を通すと甘くなるので、パイやタルトにも最適です。
パーティーなどには飾り切りも華やかです。