ネット部門の中条です。
まもなくさくらんぼの旬の時期に突入しますのでさくらんぼに関する投稿です。
梅雨入りのニュースが聞こえてくる今日この頃、さくらんぼの旬の時期到来でもあります!
さくらんぼに関する内容の前に、そもそもよく使う「旬(しゅん)」とはなんでしょうか。
すぐに思いつくのは「果物に限らず、食材の一番美味しい期間」といった意味ではないでしょうか。では「旬」という漢字の意味はどうでしょうか。実は「10日間」という意味があります。「上旬」「中旬」「下旬」でお馴染みですね。「さくらんぼの旬」といった使い方をすると「10日間」という意味を忘れがちですよね。(私だけでしょうか ^^; )
実は今回の投稿のキーワードは「10日間」なんです!
昔からある言葉に「走り10日、旬10日、名残り10日」があります。
これは食材の出回りの最初の期間の10日(走り)、美味しい期間の10日(旬)、終盤の期間の10日(名残り)のことです。ここでも「旬」と「10日間」が関係しています。(「旬」の意味からそのように使われているのだとは思いますが。)
ここからが本題です。
さくらんぼの旬はどのくらいの期間なのか。
実は約10日間なんです!
なぜそんなに短期間なのか。
それは収穫が短期間に行われるため、且つさくらんぼは日持ちしない果物だからなんです!
さくらんぼはとてもデリケートです。植物ですので生育には水が重要です。しかし、水が仇となることもあります。
なぜ仇となるのか。。。
さくらんぼは生育段階で果皮の成長は止まり、果皮は乾燥していきます。その状態で雨が多く降りすぎると、根から吸収された水分が実に多く回ることで実が大きくなり果皮が破れてしまいます(裂果)。そのため収穫直前の時期は水の管理がとても大変なのだそうです。
また同じようなことが霧でも発生します。降雨のような根からの水分吸収ではなく霧によって葉や実についた水滴が吸収されます(さくらんぼの果皮からも水分が吸収されます)。その後の裂果までのなりゆきは降雨の例と同様です。
「日持ちしない」という点では、最善の食べ方は「収穫後すぐに食べる」です!
しかしそれはできませんので、なるべく早くお召し上がりになることをオススメします。さくらんぼ狩りに行かれたのであればなるべくその日のうちに。配送でお取り寄せされたのであればなるべくその日のうちにお召し上がり下さい。
また、さくらんぼは
・温度変化に弱い
・乾燥に弱い
・低温に弱い
という特徴がありますので、冷蔵庫にて保存する際もなるべくお早目にお召し上がりいただくことをオススメします。
冷暗所にて保存される際はお召し上がりになる1時間ほど前に冷蔵庫にて冷やすと美味しくいただけます。
長くなりましたが、さくらんぼの旬は「約10日間」です!
さくらんぼをご購入された際はなるべくその日のうちにお召し上がり下さい!
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ちなみに弊社取り扱いのさくらんぼは取り扱い期間が約10日間且つ発送日の朝に収穫をすることでなるべく新鮮な状態でお届けできるようにしております。
山形産さくらんぼ(佐藤錦)