グローバルフルーツの中条です。
初夏にしかみかけないタイマンゴー。本日はそのタイマンゴーの入荷期間についてです。
弊社でも取り扱いをしているタイマンゴー。通販サイトでは3月から5月がメインでの取り扱いをしております。では、日本に輸入されているのはその時期だけなのでしょうか。
タイトルの通り、タイマンゴーは年間約10ヶ月間も輸入されています。
ご存知でしたでしょうか。
その年にもよりますが、7月から8月にかけての2ヶ月間が輸入が途絶えます。2019年の財務省貿易統計を見ると月間の輸入量推移は以下のようになっています。
※クリックすると拡大します
完全に0にはなっていませんが、8月は他の月に比べて著しく少ないことが分かります。
通販サイトでは輸入量の多い3月から5月での取り扱いをしております。
店頭でタイマンゴーをみかけるのは春から初夏にかけてです。それ以外の時期にタイマンゴーを見かけたことはございますでしょうか。
私はほとんどみたことがありません。それではどこで使われているのか。
それは加工品としての用途です。
ケーキやパフェ、プリンやソースなどです。生食用以外に使われていることが多いんです。
秋、冬に何かしらに入っているマンゴーはタイマンゴーかもしれませんよ。
財務省貿易統計をみてみると、隔年ではありますが年間を通じて一定量(他の月とそれほどかわりない量)のタイマンゴーが輸入できていたようです。
詳しいことは把握できておりませんが、近年の異常気象によりタイ国内での産地リレーができなくなっているとのことです。
またタイでの実情としまして、タイマンゴーの対日輸出は1%程しかないようです。これは日本の需要が他国に比べて少ない且つ日本の栽培基準の厳しさが影響していると考えられます。厳しさとは農薬基準の厳しさや果皮の状態です。他の国は農薬基準も違えば、果皮の状態がよくなくとも買い付けするそうなので、農家さんとしてはそういう相手のほうが嬉しいですよね。
いかがでしたでしょうか。タイマンゴーは意外と入荷期間が長いんです。お店でなかなか見かけないので分かりませんよね。(汗)
他にもこのような品目があればご紹介させていただきます。
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