グローバルフルーツの中条です。
お客様からお問い合わせ(※)いただきましたので、こちらで共有させていただきます。
(※)2020年11月にお問い合わせいただいた内容です。
ラフランスの食べ頃に関してのお問い合わせをいただきました。内容は主に以下の通りです。
贈り物としてラフランスの購入を検討していますが、送り先様がすぐに冷蔵庫保存してしまう可能性があります。食べ頃の見極めができるような情報はございますか。
ラフランスの商品ページに記載しておりますように、弊社では食べ頃(※1)の状態で発送しておりますので、お届けした日にお召し上がりいただいて問題ございません。冷蔵庫保存していただければ数日の間は日持ちします。
(※1)
ここでいう「食べ頃」とは配送の日程やご購入者様が保存されることも考慮しておりますので、食べ頃の2~3日前くらいの状態で発送しております。
西洋なしは樹上で完熟にならない果物です。収穫後に追熟と呼ばれる作業が必要で、その作業を経て食べ頃を迎えます。
もう少し詳しく説明します。
品種や産地によって手法が異なりますので、あくまでも一つの方法として捉えて下さい。
収穫後、産地で行われる作業が大きく分けて2つあります。それが、「予冷」と「追熟」です。
「予冷」とは読んで字のごとく、予め冷やすことです。実際には収穫後すぐに低温の冷蔵庫に保管します。
なぜか。
後に行う追熟作業にて、熟度の進み方が揃いやすいという点があるためです。また、いくつかの病気の発症の抑制になることもあります。
読んでいただいてお察しの通り、結構重要な工程なんです。
次が「追熟」です。
ここで一番大事なのが温度です。追熟の作業としては、「一定の温度で一定期間保存する」です。そのため、冷蔵庫とは異なり温度管理が可能な保管庫が必要となります。
※
予冷及び追熟のそれぞれの期間は、収穫期・品種・産地によって様々ですのでここでの説明は控えさせていただきます。
ここまでが主に産地で行われている作業です。
弊社ではこの後、選び抜かれたラフランスをプロによる丁寧な熟度コントロールを施して(※2)から発送を行います。そのため食べ頃でのお届けとさせていただいております。
またなにかお問い合わせがありましたら、共有させていただきます。
(※2)に関する補足です。
産地で追熟作業を行っているのに更に熟度コントロールがなぜ必要なのかについてです。
産地での追熟作業にて食べ頃の状態にしてしまうと、その後の流通経路を辿る途中に食べ頃を過ぎてしまう可能性があります。つまり、流通して店頭に並び購入されるまでのスケジュールが考慮された上での追熟状態です。
そのため、さらなる熟度コントロールを施してから発送を行っております。
ラフランス 商品ページ
https://globalfruit.co.jp/fruits/e-pear-la-france/