グローバルフルーツの中条です。
メラビアンの法則では「相手に与える影響は視覚情報が55%もの割合を占める」というものです。本日はそれに似た話です。
果物を店頭で購入される際、見た目で選ばれることが多いと思います。
・それぞれの方が持っている美味しそうの基準を満たす色ではない
・傷んでいそうな色合い
・傷でがないが普通のものに比べると見た目が劣る
など。皆さんそれぞれの基準があると思います。
しかしながら、その基準が思い違いであるならばもったいないですよね。
通常に生育しても、他の果物とは異なる外観になるものもあります。産地的特性であったり、品種特性であったり。
その一つに、弊社で取り扱いしているキーツマンゴーがあります。
弊社で取り扱いしているのはメキシコ産です。メキシコ産のキーツマンゴーは国産のキーツマンゴーとはことなり、緑色がぬけて黄色や淡い桃色になります。その時点で既に他と異なる外観ですが、そこに加えて、果皮の斑点が目立つマンゴーです。
これは果点と言われる果物が呼吸する穴が高温によりコルク化し黒い点となるためと言われています。つまり、なるべくしてなる状態なんです。ではその斑点をみていただきたいと思います。以下の写真です。
いかがでしょうか。店頭でこのマンゴーが販売されていたら手をのばしますでしょうか。はたまた通りすぎるでしょうか。
もし、この状態であっても果肉への影響は全くなく、すごくさっぱりとした甘味であることを知っていたらどうでしょうか。
ドリアンで考えてみて下さい。あんなトゲトゲしく香りも独特な果物、何の情報もなく食べたいと思うでしょうか。(人類で最初にドリアンを食べた方は本当にすごいと思います)
話がややそれましたが、キーツマンゴーはあの状態で十分に美味しいんです。なんら避ける必要もございません。果肉への影響は全くございません。
ただし、贈答には適しておりません。
果肉への影響がなく美味しいとはいえ、この状態をご存知ではない方がご覧になると驚かれると思われます。それこそ「これ食べられるの!?」と思われるかもしれません。
それでも贈答用でご要望の際は先方様に予めご説明いただきましようお願い致します。
この判断基準を皆さんに知っていただきたくこの投稿をしております。
本日のまとめは以下になります。
・見た目の印象が購買に大きく影響
・メキシコ産キーツマンゴーは斑点が多くても問題ないという判断基準を持っていただいて間違いありません
また、キーツマンゴーは入荷期間が短いためあまり見かけないかもしれませんが、是非一度手に取ってみて下さい。
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