目次
・ライチの概要
・ライチの歴史
・ライチの品種と旬の時期
・通販取扱ブランド・産地
・フレッシュなライチの見分け方
・ライチの保存方法
・ライチの切り方・食べ方
ライチの概要

【ライチ(レイシ)(英:lychee)】
ライチはムクロジ科レイシ属で、樹高が10m近くになるの常緑樹です。1つの枝に数個から十数個の果実が房状に生ります。中国や東南アジアが主な産地で、原産は中国やベトナムと言われています。果実は直径3~5cmほどで、うろこのような硬い果皮におおわれている果実です。黒の種が中心にありその周りの果肉を食べます。果肉は乳白色の半透明。外見からは想像できないほどみずみずしく、甘味と酸味のバランスが絶妙。独特の香りがあります。
以前は輸入ライチといえば冷凍ものでしたが、現在ではフレッシュのライチも日本で流通しています。日本では、沖縄、鹿児島、宮崎などで栽培されています。
ライチは追熟しません。収穫後の食味の変化としては、他の果物と同様で保存中に酸味が抜けていきます。
ライチの歴史
原産は中国南部あるいはベトナムと言われています。栽培に適した気候が限られている果物で、低温、積雪に弱いため、亜熱帯気候の地域が最適な栽培地域となります。
中国では紀元前より栽培されている記録が残っています。その美味しさから中国の唐の時代に、楊貴妃が1000km以上離れた産地からライチを取り寄せたと言われています。
日本では1720年頃に鹿児島県に持ち込まれたとされています。輸入は中国産と台湾産が解禁されています。中国産は1994年に、台湾産は1980年に輸入解禁となりました。
ライチの品種と旬の時期

玉荷包 (ぎょくかほう)
【品種の説明】
収穫量が少ないため、台湾でも希少な品種です。
果皮は多くの突起に覆われており、食べ頃の状態でも果皮がうっすら緑色が残ります。そのため、別名「ドラゴンライチ」と呼ばれています。その外観のイメージから皮を剥き辛そうですが、他の品種と比べても容易に皮が剥ける品種です。
プリプリの果肉はジューシーで皮を剥く際に果汁が滴り落ちます。食味はえぐみが少なくコクのある甘味が特徴。他の品種に比べると、種が小さく肉厚であるため食べごたえがあります。
ちなみに中国本土での呼び名は「妃子笑 (ひししょう)」。
【流通の時期】
6月上旬

黒葉 (こくよう / くろは)
【品種の説明】
日本に馴染みあるライチと言えば黒葉。玉荷包のような突起は少なく、どちらかといえばツルツルした果皮で、赤褐色のライチです。日本人が思いつくライチの多くは黒葉です。読み方は「こくよう」や「くろは」。甘味が特徴で、世界的にみても認知度の高い味。
【流通の時期】
6月下旬
通販取扱ブランド・産地

【CHC】
1970年頃から続く生産者の高品質なライチをお届け。
【収穫から出荷までの流れについて】
収穫から5日目に日本に到着。
【収穫】→【日本への輸出に必要な出荷前処理】→【空港へ配送】→【輸送】→【日本着】
フレッシュなライチの見分け方

【ポイント】
色は品種でも異なるため見分けの判断が難しい。玉荷包に関しては果皮の突起が鋭い状態が新鮮。
ライチの保存方法
【ポイント】
冷蔵庫(3~5度)で保存。基本的には長期保存があまりきかない果物です。
ライチの切り方・食べ方

手順1
包丁で果皮に切り目を入れると簡単に皮を剥くことができます。爪でも切り目を入れることができます。果肉の中心に種がございます。