目次
・タイ産マンゴーの概要
・タイ産マンゴーの歴史
・タイ産マンゴーの品種と旬の時期
・通販取扱ブランド・産地
・タイ産マンゴーの保存方法
・タイ産マンゴーの切り方・食べ方
タイ産マンゴーの概要
【タイ産マンゴー(英名:mango-thailand)】
日本人には糖度の高さと極め細かな食感が特徴のナンドクマイ種が最も好まれ、しずく状のマンゴーの形が名前の由来。タイ産のマンゴーは雨季があける11-6月が美味しく、日本にもこの時期に多く輸入されています。外国産のマンゴーではメキシコ、フィリピンについで3番目の輸入量で、タイマンゴーは、タイを代表するトロピカルフルーツとなっております。タイマンゴーは、色は黄色でフィリピンマンゴーと似ていますが、一回り大きく先がより尖っています。
タイ産マンゴーの歴史
タイでは60種類以上の品種が栽培されています。これらはタイに古くからある地方種だけではなく、世界各国から導入された品種や新たに交雑によって作り出された品種も含まれています。商業栽培面積は約36ヘクタール、生産量は約170万トンに達しており、タイを代表するトロピカルフルーツの一つとなっています。1987年に条件付で輸入が解禁となりましたが、当時は品質面において日本向けに輸出可能なマンゴーが極めて少ない状況でした。しかしながら、ここ数年の輸出用マンゴー農家の生産技術レベル向上はめざましく、品質においても十分日本向け輸出が可能となり、2005年を境に輸入量は増えております。現在日本へ輸入できるマンゴーはナムドクマイ種・ナンカンワン種・ピムセンダン種・ラッド種・マハチャノ種の計5種類のみです。
タイ産マンゴーの品種と旬の時期
ナンドクマイ種
【品種の説明】
主な特徴としてまず上げられるものが甘味です。ナンドクマイ種はマンゴーの中でも最も甘い品種の一つといっても過言ではありません。トップシーズンでは糖度24度を記録したものもあります。
果皮・果肉ともに黄色をしており、熟度が増すにつれ白みを帯びた黄色から濃い黄色へと変わります。
食味は酸味が少なく、コクのある甘味で繊維質が少なく滑らかな食感が特徴です。袋掛けの技術、病気の管理など農家の努力が奏功し、2005年頃ナンドクマイ種が輸出の花形となりました。肉厚の為、現地のレストランでは片身を蒲鉾の様に切って提供されています。
【旬の時期】
2月下旬~5月上旬
マハチャノ種
【品種の説明】
マハチャノ種は「サンセット種」と「ナンカンワン種」が農場で偶然にも交配し、誕生した果実を王国に献上したところ、マハチャノと命名されたことが始まりとされています。
果皮は赤みを帯びた黄色をしております。ナンドクマイ種よりも甘味は少なくなりますが、シーズンを迎えたマハチャノ種の平均糖度は15度前後で赤く色づく特徴的な色あいと、独特な強い香りと酸味・甘みのバランスが取れたおいしいマンゴーです。生食用だけでなく、近年はコンビニエンスストア等で加工用としての使用も増えております。2008年頃に輸入解禁となりました。
【旬の時期】
3月~6月
通販取扱ブランド・産地
【ダイヤモンドスター】
タイ最大のコングロマリット,C.Pグループと合弁会社を作り、輸出に取り組んでいます。
農園でしっかり甘みが乗るまで樹上で熟させたフルーツを慌てずじっくり見極めて収穫し、パッキング工場でも細やかな温度管理により、熟度をコントロールしたマンゴーを出荷している為、日本へ到着してすぐにおいしく食べる事ができます。
タイマンゴーはその他の産地からのマンゴーとは異なり、日本へ到着してすぐにおいしく食べられる事が特徴です。
【生産地について】
タイ北部
チェンマイ、チェンライ
タイ中部
サラブリ、ナコンラチャシマ、パクチョン
タイ東部
チョンブリ、ラヨーン
タイ南部
キリカン
タイ産マンゴーの保存方法
保管は冷蔵庫にいれて下さい。但し、時期が過ぎると味が落ちますので早めにお召し上がりください。
タイ産マンゴーの切り方・食べ方
【タイ産マンゴーの食べ方】
手順1
真ん中に種があるため、縦に三等分に切る。
※注意
この時、細い方を上に向けて切ることが大事!
(種が薄く平べったい形状の為)
手順2
網目状に切り目を入れる。
手順3
皮を裏返す。