目次
・西洋梨の概要
・西洋梨の歴史
・西洋梨の品種と旬の時期
・通販取扱ブランド・産地
・西洋梨の見分け方
・西洋梨の保存方法
・西洋梨の切り方・食べ方
・西洋梨の栄養と効能
・西洋梨の食べ合わせ
西洋梨の概要
【西洋梨(英名:European Pear)】
西洋梨はバラ科ナシ属の落葉高木。球状の日本梨(和梨)に対して西洋梨はひょうたんのような形をしています。そのため、ある地域では「ひょうーたん梨」と言われています。シャキシャキとした食感の日本梨に対して、西洋梨はなめらかでとろけるような口当たりです。西洋梨は樹上では完熟にならない果物で、収穫後に追熟が必須の果物です。そのたべ食べ頃の見極めが難しいです。西洋梨の正確な品種数は定かではありませんが農林水産省に登録されている品種は11種あります。
西洋梨の歴史
西洋梨の起源は日本梨と同様の中国。西洋梨はそこから西に伝播してできたものです。古代ギリシャ時代から栽培されていたと言われており、現在世界で栽培されている西洋梨の品種の起源はフランスとベルギーが多い。ラフランスは国名がついていますが、西洋梨の栽培に適さない気候のためフランスではほとんど栽培されていません。日本には明治時代にフランスやアメリカから西洋梨が伝わりました。しかしながら西洋梨の栽培に適した気候は寒冷地域であるため山形県や新潟県に定着しました。
西洋梨の品種と旬の時期
オーロラ
【品種の説明】
マルゲリット・メリーラとバートレットの交雑種。ニューヨークの農業試験場で誕生した品種で、西洋梨の早生種として注目されています。食べ頃が近づくと果皮が黄色みを帯びてきます。
【旬の時期】
9月
ラフランス
【品種の説明】
フランスで発見された品種。日本で栽培されている西洋梨の65%の栽培面積を誇ります(引用:2012年 特産果樹生産動態等調査)。熟成後も果皮の色が変わらないため食べ頃が分かりづらい品種です。
【旬の時期】
10月~12月上旬
ルレクチェ
【品種の説明】
バートレットとフォルチュネの交雑種。日本では80%が新潟県で栽培されている品種。果皮が薄く取り扱いに注意が必要。香りも芳醇であるため年末の贈答品として需要がある。
【旬の時期】
11月下旬~12月中旬
通販取扱ブランド・産地
【生産地について】
オーロラ
長野県 / 山形県 / 岩手県 / 北海道
ラフランス
長野県 / 山形県 / 岩手県 / 青森県 / 北海道
ルレクチェ
新潟県 / 山形県
西洋梨の見分け方
【ポイント】
上部の軸の周りをさわって柔らかさがあれば食べ頃です。また果肉が柔らかいため果皮も傷つきやすいのでご注意下さい。
オーロラの特徴
オーロラは食べ頃になると果皮の色が黄色みを帯びてきます。左記の比較写真をご参照下さい。
ラフランスの特徴
ラフランスは熟成後も果皮の色が変わらないため、食べ頃の判断は上述の軸の周りの柔らかさで確認する必要があります。
ルレクチェの特徴
オーロラと同様に黄色みを帯びてきます。それに加えて香りも強くなりますので、上記2品種に比べると食べ頃が分かりやすい品種です。
西洋梨の保存方法
【ポイント】
食べ頃の西洋梨はビニール袋等に入れて冷蔵庫にて保存して、なるべくお早目にお召し上がり下さい。
西洋梨の切り方・食べ方
【西洋梨の切り方】
※オーロラでの切り方写真です
手順1
縦に半分にカット。
手順2
食べやすい大きさに再度カットします。(ここでは四等分しています)
手順3
芯の部分をカットします。手順2の段階で種のある部分をスプーン等でくりぬくとこの手順は不要です。
手順4
りんごと同じように皮をむく。
いただきます
西洋梨の栄養と効能
食物繊維が豊富。カリウムも多く含まれる。
西洋梨の食べ合わせ
【食べ合わせの悪い物】
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