みかんのあれこれ~特徴編~
グローバルフルーツの中条です。
本日は、「みかんのあれこれ~特徴編~」です。
はじめに
誰もが知っているみかんですが、みかんシーズンのうち一度くらいは傷んでいるみかんに遭遇するのではないでしょうか。
この傷みは”産地から輸送される前”または”店頭に陳列される前”に見逃されたものではありません。
では、いつ傷みが出るのか。
ご説明します。
みかんは繊細
みかんはりんごやマンゴーに比べると皮は厚いですが、かんきつ類の中では薄く柔らかい部類です。
この「柔らかい」がどの段階でもウィークポイントになります。
段階1. 樹上
・枝葉があたって傷つきやすい
・鳥がみかんにとまるなどして傷がつく
・虫が果汁を吸おうとして果皮に目に見えない穴があく
段階2. 収穫以降
・他のみかんのヘタで果皮が傷つく
・梱包時に他のみかんの重みで押される
段階3. 輸送時
・揺れによりさらに重みで押される
この過程で傷ついた箇所に負荷がかかり傷みとなります。
また、輸送時に負荷がかからなかった場合は、傷む可能性を残したままです。
その後なんらかの負荷がかかった場合に傷みだします。
見逃されているわけではありません
上述のように、みかんの傷みは決して見逃しているわけではありません。
「傷みの原因となる傷をみつけることが難しい」が実際のところです。
そのため、みかんの保存の説明で「ダンボールの中で上下を入れ替えて下さい」や「みかんをあまり重ねないように保管して下さい」と書かれているのは、傷む可能性を減らすためです。
何卒ご理解の程、よろしくお願い致します。
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