マンゴーの輸入量比較 (2019年と2020年の1月~10月期)
グローバルフルーツの中条です。
本日は「マンゴーの輸入量比較 (2019年と2020年の1月~10月期)」についてです。
経緯
今回の投稿の経緯は、純粋に新型コロナウイルスの影響により果物輸入量がどれだけ変化があったかを把握したかったためです。
今回はマンゴーに焦点を当てます。感覚としてはわりと減少したと思っておりましたが、結果はいかに。
マンゴーの輸入量増減は国毎によって様々
2019年と2020年の1月~10月期のマンゴーの輸入量を調査し、2019年比をまとめました。
補足
・財務省貿易統計2019年、2020年データ(輸入量[kg])引用
・1月~10月期の比較
・弊社で取り扱いのある産地のみ
考察
産地事情、輸送事情、日本国内の事情など、様々な変数があるため一概には言えませんが、以下の傾向があったと思われます。
タイのマンゴーは全体的に新型コロナウイルスの影響があったように思います。航空便の大幅な減少、それに伴う航空運賃の高騰。日本では営業自粛により需要の減少もありました。
フィリピンは大幅な入荷減です。これは新型コロナウイルスの影響により産地の行政が止まったことによります。徐々に行政が動き出した頃には産地が雨季となり、日本向けのマンゴーの収穫ができなかった影響もございます。そのため、2019年比で2%の入荷となりました。
パキスタンのマンゴーは例年よりも長い入荷期間であったため、2019年比で180%の入荷となったと考えられます。
他産地は2019年比でそれほど変わりはありませんでした。
他の果物に関しても調査予定です。
追ってご紹介させていただきます。