筆者:グローバルフルーツ通販担当 中条
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今は大寒波が襲来しておりますが、夏は猛暑が続く時代。農作物はどこで栽培できるのか。気温データとともに考えてみました。
栽培適温地域
なぜ、その地域で農作物が栽培されているのか。それは、その地域の土壌が合っているだけではなく、栽培期にその農作物にとって快適な気候であるからです。これは紛れもない事実です。
しかしながら、猛暑と言われるようになってかなりの年月が経ちます。つまり、今まで栽培できていた農作物が生育できない気候になりつつあります。
気候の変化を調べてみました
洋梨の栽培地域を例に、どれくらい気温の変化があるのかを調べてみました。
対象地域は気象庁の観測データのあり且つ栽培地域に近い、山形県東根、青森県三戸を選びました。比較は洋梨を栽培中している9月としました(2003年と2022年で比較)。気温の変化は以下となりました。

※気象庁より引用
2003年と2022年での気温上昇は東根も三戸もそれほど変わりませんが、最高気温に関しては三戸の上昇が大きかったです。
栽培面積と収穫量の推移
次に、都道府県単位となってしまいますが、山形県と青森県の洋梨の栽培面積と収穫量の推移は以下の通りでした。

※農林水産省より引用
気候だけが減少の要因ではないですが、すべて減少しています。栽培面積の差はあれど、収穫量の減少の割合としては山形県のほうが大きくなっています。
前の気温の表を見ると、2022年の三戸の気温は、2003年の東根の気温に類似しています(以下に表を抽出)。

※農林水産省より引用
そのため、気温としては、洋梨の栽培にまだ適している可能性があり、その点で収穫量の減少の割合の差として現れているとも考えられます。
約20年でこれだけの気温差が出ています。今まで多く見かけた農作物を食べられなくなる可能性は大いにありえます。
気候がかわるとどこで栽培できるのか
栽培に関して素人の私がいうのも恐縮ですが、気候がかわることで、今まで作っていた農作物を今まで通りに栽培するにはどうしたらよいのか。
「適した気候のもとで作る」しかないはずです。ではそれはどこなのか。私が思いついたのは3つございます。
1. 現時点でその農作物の栽培に適温の地域に移動する
2. 現時点でその農作物の栽培に適温の高地に移動する
3. 人工的にその農作物の栽培に適温の環境を作る
思いつくのは簡単ですが、実際に栽培するのは容易ではありません。
1も2も、容易に適温の地域、高地に移動して栽培できません。土地もなければ、引っ越しも必要になることもあると思います。
3に関しては、挙げておいていうのもなんですが、現実的ではありません。
この記事を書いて思うことは、、、
気候に関しては、農家さんができることをやるのではなく、人間ができることをやっていかないといけないのではないでしょうか。小さな積み重ねが、地球を変えていけるはずです。
上記の「適した気候のもとで作る」の番外編の4つ目として
4. 現時点での気候に適した別の農作物を新たに栽培する
もあります。しかしながら、新たな農作物の栽培を開始するのも一筋縄ではいきません。