新型コロナウイルスの影響でマンゴーの輸入量はどうなったか
グローバルフルーツの中条です。
今日は新型コロナウイルスの影響があった2020年とその前年でマンゴーの輸入量の変化について調査しました。
マンゴーの輸入量は微減
新型コロナウイルスの影響が日本で出だしたのは2020年2月頃です。そのためまるまる1年ではないですが、2020年と2019年でマンゴーの輸入量がどのように変化があったか調査しました。
なぜマンゴーを選んだかといえば、年間通じて輸入される果物であり、複数の国から輸入しているため、影響を広範囲で調査できるためです。
さっそく結論ですが、2019年比で2020年のマンゴーの輸入量は8.3%減となりました。
各国からのマンゴーの輸入量の変化率
2019年比で2020年は8.3%減となりました。それでは輸入先の国ごとにみるとどうなのか。変化率でまとめてみました(「変化率」の定義については以下の画像を参照下さい)。
それでは以下が各国のマンゴー輸入量変化率(2019年比の2020年)になります。
※クリックすると拡大します
考察
変化率だけで見るとベトナムが1000%超え、アメリカが100%超えとなっています。
しかしながら、変化率のグラフなので、もともとの輸入量がどれくらいなのかが重要です。
そこで、2020年の輸入マンゴーの各国のシェアをまとめました。それが以下となります。
ご覧の通り、変化率の大きかったベトナムとアメリカはもともと輸入量の少ない国です。そのため、変化率は高いとはいえ、全体量でみれば微量です。
輸入量の多いメキシコ、タイ、ペルー、台湾ではタイが割りと減少が著しい状況でしたが、他国は微量の変化となっています。そのため、全体で8.3%減となりました。
1割未満の減少とはいえ、全体量から考えると大きな減少です。
新型コロナウイルスの終息を願うばかりです。
他の品目でも調査予定です。別途ご紹介させていただきます。