産直桃の初シーズンを振り返る
グローバルフルーツの中条です。
2019年より産直として山梨産の桃の取り扱いを開始致しました。
その初シーズンを振り返ります。
まずは、5月に農家さんのもとを訪れ、今シーズンの見込みや、どういった規格で取り扱いをさせていただくかをご相談させていただきました。
今思えば、このときからやや不穏な空気が漂っていました。農家さんを訪れた日は朝から大雨で、車の運転も少し怖いくらいの大雨でした。(農家さん宅に到着したときにはやみました)
農家さんのお話を伺うと、春からいくつか天候の影響を既に受けていたことが発覚。
◆霜害 → ある品種は収穫が全く出来なかった
◆雹 → 収穫量減。昨年も被害があった。
◆5月末なのに夜が寒い(冷え込む)。昼夜の寒暖差があるのはいいが、寒すぎる。
◆梅雨寒 (極度の日照不足)
◆梅雨明け後は高温過ぎて果皮に悪影響 (以下の写真参照)
また、近年、午後になると強い風が吹くようになったとのことで、その影響で葉が揺れ、果皮が傷つくことが増えたとのことです。(これまでは強い風はそんなに吹かなかった)
農家さんには収穫でお忙しいところ頻繁に連絡を取らせていただいたからこそ分かった実態が多くありました。
上記状況により糖度保証規格の桃は8月までにずれこむ事態となりました。
農家さんも「山梨が桃栽培に適さなくなってきてますね」と仰られているのが印象的でした。
最後に。
温暖化対策が叫ばれてから30年程経過していると思いますが、これほど気候変動を体感できるとは思いませんでした。
来年も農家さんと連絡をとりながら取り扱いしてまいります。
桃 (山梨産)商品ページ