グローバルフルーツの中条です。
本日はあるみかんのお話です。
みかんの常識が覆ります
先日(2024年10月1日)、ご縁をいただきまして、みかん農家さんにお会いしてきました。以下はその際の写真です。
こちらの農家さん、祖父の代から続くみかん農家さんで今で三代目になります。三代目として既に30年近く栽培に携わられています。
何を隠そう農林水産省の試験場に行かれていた方で、今でも同僚の方とつながりがあり、情報通且つ、研究熱心な方です。
その農家さんが10年前から手がけているのが「ゆら早生」というみかんです。
ゆら早生
「ゆら早生」ご存知でしょうか。
和歌山県発祥で、宮川早生という品種の枝変わりの品種。
あまり馴染みのない名前かもしれませんが、知る人ぞ知るみかんです。
その「ゆら早生」を発祥の地ではない愛媛県で栽培されています。
補足
「ゆら早生」は正真正銘の「みかん」ですが、 「みかん」とは言わず「ゆら早生」とご紹介させていただきます。
ゆら早生の特徴や感想
こちらの農家さんはこれまで宮川早生や日南一号という品種のみかんを栽培されていましたが、なぜ「ゆら早生」を栽培され始めたのか。
色々とお話を伺う中で、「ゆら早生」の特徴や筆者なりに感じたことをまとめさせていただきます。
・とにもかくにも食味の良さ
お店で見かけたことがある方もいらっしゃると思いますが、みかんは「11度で美味しい」「12度で十分甘い」と言われます。
そんな中、こちらの「ゆら早生」は 15度 以上になります。
こちらの農家さんを訪れたのは2024年10月1日。早くても10月10日頃から収穫されるとのことでしたが、その段階で試食させていただきました。
その時点で既に 糖度15度 を超えていました。
みかんで糖度15度以上は聞いたことありません。
遡ること1年前(2023年10月)、実はこの農家さんの ゆら早生 をいただきました。その際は 糖度18度 を超えていました。
糖度計が壊れているのではないかと思いましたが、2種類の糖度計で測ったところ、共に 18度 超えでした。
この ゆら早生 を是非ともみなさんに味わっていただきたい。その一心です。
・収穫できる割合が高い
農家さんとしてはできる限り収量が多いに越したことはありません。(その分、出荷できますので)
ゆら早生は花が咲いてから実をつける割合が高いそうです。そのため、他の品種に比べると収量が見込めるようです。
手塩にかけて栽培したみかんがたくさんとれるにこしたことありません。
・樹が大きくならない
弊社通販サイトで取り扱いしている高知産みかんの畑では、私の身長(160cm)以上の樹がほとんどでした。
こちらの農家さんの ゆら早生 の樹はそれほど大きくなりません。
これは何と言っても「収穫しやすい」の一言です。
みかん畑にお邪魔した際の感じでは樹高は高い樹でも120cmくらいだったと思います。
これは実を多くつけることで、樹の成長より実に栄養が回されるためとのことです。
しかも摘花及び摘果作業があまりいらないようです。
農家さんに優しいみかんですね。
・農家さんが惚れ込む ゆら早生
このような良さがあるため、こちらの農家さんでは他の品種のみかんを順次 ゆら早生 に植え替えていくそうです。
イチオシの ゆら早生
いかがでしょうか。食べてみたくないですか?
是非一度お試しください。
私は待ち遠しくて仕方がない状況です。個人的に購入します。
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