セミノールを初体験
グローバルフルーツの中条です。
本日はセミノールに関してです。
アメリカ生まれのカンキツ、セミノール
まずはセミノールのプロフィールからご紹介します。
【生まれ】アメリカ (1910年代)
【親】「ダンカングレープフルーツ」と「ダンシイタンゼリン」
日本には1955年に持ち込まれ、今では和歌山県、大分県、三重県で約9割のシェア。
流通時期は4月~5月。
セミノールはタンゼロ(タンジェロ)という分類
カンキツにはかわった分類名があります。
以前ご紹介したタンゴール(※1)。これはみかん類とオレンジ類をかけ合わせて出来たカンキツの呼称です。
上述した「タンゼロ(タンジェロ)」は何かと言いますと、
「Tangerine(タンジェリン)」
と
「Pomelo(ブンタン)」
を組み合わせた語です。
「Tange」+「Lo」=「Tangelo」
つまり、「みかん類」と「文旦」をかけ合わせたカンキツの呼称になります。それ以外に「みかん類」と「グレープフルーツ」をかけ合わせたものもタンゼロと呼ぶそうです。
セミノールの大きさ
セミノールの一般的な大きさはみかんと同じくらいです。
写真をみると大きく見えるかもしれませんが、みかんでいうとS~Mサイズくらいの直径で、みかんに比べると高さがあります(球体に近い)。
果皮はツルツルしています。
セミノールは敬遠されがちな種あり
セミノール。実は種ありなんです。
でも安心して下さい。私なりに食べやすい方法を見つけました!
セミノールの種は取れやすい
まず、セミノールの食べ方としては包丁でカットすることが薦められています。
ということで、ひとまずカットしてみました。
カット方法はスマイルカットがオススメです。
スマイルカットとはいわゆる「くし切り」です。(水平方向に半分にカットしてから「くし切り」)
あとはオレンジのくし切りのように、皮と果肉の間に包丁で切り込みをいれることで食べやすくなります。
そして、ここからがポイントです!
よく見てみると、種は中央に集まっているんです。
そこで、中央部を一度かぶりついていただくと、ほとんどの種がとれます!
そうすることで果肉全てを食べることが出来ます!
セミノールは果汁が多いので、くし切りは一つずつができる限り大きくなるようにカットするほうがオススメです!
セミノールの食味は
セミノールの食味は濃厚な甘味で酸味もあります。
少しの酸味も苦手という方には酸っぱく感じるかもしれません。
上述の通り、果汁が多く、果肉は柔らかいです。
個人的には少し酸味のある”紅まどんな”のような食味な気がします。
気になるセミノールの糖度は
以下の通りです。
2箇所測りましたが、くし切りしてから測ったので、どの部位かは分かりませんでした。汗
さいごに
これから旬を迎えるセミノール。
種ありですが、種は一度に取れやすいので手間はそれほどかかりません。
是非一度手にとって見て下さい。
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2021.03.09
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