筆者:グローバルフルーツ通販担当 中条
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グローバルフルーツの中条です。
「フィリピンマンゴーはなぜ店頭に並ばなくなったのか」に関して、関係者から収集した情報を基に4回に渡って投稿します(予定)。
・第1回 フィリピンマンゴーの入荷量の推移
・第2回 なぜ入荷量が減ったのか
・第3回 産地の生産量も減少傾向なのか
・第4回 今後の輸入量は増加に転じるのか
今後フィリピンマンゴーの輸入量は増加に転じるのか
第4回の今回は「今後の輸入量は増加に転じるのか」についてです。
今のところは増加に転じづらい状況です。
近隣国であるタイやベトナムでは生産量は減ってはいないようです。それは木の更新などを行っているためです。
では、なぜフィリピンはできないのか。
それは、土地所有制度が影響しているようです。
フィリピンでは植民地時代にできた土地所有制度が現在も続いています。また、貧富の差が大きいのも実情です。
土地所有制度では、地主、小作人は同一の方ではありません。地主、マンゴーの木をもっている人、木を管理している人も分かれています。いわゆる分業となっています。
そのため、地主さんがマンゴーの栽培に思い入れがない、、、のかもしれません。
木の更新や新規に植え付けを行っている方もいるようですが、国全体に広がってはいないようです。
土地所有制度に関しても、幾度となく改革の手が入っているようですが、議員が地主であることも多いため、なかなか進んでいません。
そのため、いろいろな構造上、マンゴーの収量が増加に転じづらい状況です。
4回に渡って"フィリピンマンゴーはなぜ店頭にならばなくなったのか"を投稿させていただきました。いかがでしたでしょうか。あまり知られていない内容も多かったかと思います。どんどん希少になりつつあるマンゴーであることに間違いはないです。
そんな中、価格は高騰してはおりますが、輸入できる限り弊社通販サイトにて取り扱いをする予定です。
ご高覧いただきましてありがとうございました。
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§ 本記事の関連ページ
フィリピンマンゴーはなぜ店頭に並ばなくなったのか 第1回 (全4回)
https://globalfruit.co.jp/blogs/articles/20250420_mango-philippine-why-decrease
フィリピンマンゴーはなぜ店頭に並ばなくなったのか 第2回 (全4回)
https://globalfruit.co.jp/blogs/articles/20250422_mango-philippine-why-decrease
フィリピンマンゴーはなぜ店頭に並ばなくなったのか 第3回 (全4回)
https://globalfruit.co.jp/blogs/articles/20250424_mango-philippine-why-decrease
フィリピンマンゴーのご案内ページ
https://globalfruit.co.jp/products/mango-philippine
フィリピンマンゴーの解説ページ
https://globalfruit.co.jp/blogs/knowledge/mango-philippines