筆者:グローバルフルーツ通販担当 中条
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グローバルフルーツの中条です。
「フィリピンマンゴーはなぜ店頭に並ばなくなったのか」に関して、関係者から収集した情報を基に4回に渡って投稿します(予定)。
・第1回 フィリピンマンゴーの入荷量の推移
・第2回 なぜ入荷量が減ったのか
・第3回 産地の生産量も減少傾向なのか
・第4回 今後の輸入量は増加に転じるのか
フィリピンマンゴーの入荷量の推移
第1回は、フィリピンマンゴーの入荷量の推移についてです。
そもそも、フィリピンマンゴーが日本に輸入されるようになったのはいつ頃かご存知でしょうか。
さかのぼること50年前の1975年です。農林水産省の機関である植物防疫所にフィリピンマンゴーの輸入に関する記載が1975年からございます。50年も経過しているため、いくつか改定履歴もございます。歴史を感じますね。
さて、では50年の歴史のあるフィリピンマンゴーの日本での輸入量はどれくらいなのかについてです。
輸入量に関しては、財務省貿易統計にデータがございます。「フィリピンのマンゴー」としてデータを遡れたのは1988年からでした。1988年から2024年までのフィリピンマンゴーの輸入量をグラフにしたものが以下になります。
いかがでしょうか。一目瞭然ですが、輸入量のピークは2回ありますが、一番のピークである1993年と比べて2024年は0.15%にまで落ち込んでいます。
2回目のピークである2004年からは減少の一途を辿っています。2000年代に店頭に並んでいたフィリピンマンゴーが今では見かけなくなったのは、これだけ輸入量が減少しているためです。
では、なぜこれだけ輸入量が減少したのか。
これについては第2回の投稿でご紹介させていただきます。
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§ 本記事の関連ページ
フィリピンマンゴーのご案内ページ
https://globalfruit.co.jp/products/mango-philippine
フィリピンマンゴーの解説ページ
https://globalfruit.co.jp/blogs/knowledge/mango-philippines