Re:Budo オーストラリア産ぶどう(クリムゾン)の物語
グローバルフルーツの中条です。
2018年より弊社通販サイトで取り扱いをしておりますオーストラリア産ぶどう(クリムゾン)の農園にて、2022年に甚大な大雨の被害に遭いました。本日は、そのクリムゾンの物語を皆さまと共有させていただきたくご案内させていただきました。
農園が水没するほどの大雨
2022年も通常通り弊社通販サイトにてオーストラリア産クリムゾンの取り扱いをしておりましたが、産地オーストラリアの農園では大きな出来事がありました。それが水没するほどの大雨です。それは2022年初春のことです。大雨が降るとどうなるか。雨風の影響で傷がつく、ぶどうの粒が落ちる、日持ちが悪くなる等様々な影響があります。当然のことながら収穫後の影響として日持ちも通常時に比べると悪くなり、房から粒が落ちやすくなります。商社としては2015年から取り引きさせていただいている農家さん。こんな状況であっても弊社担当者はすべて買い取ることを決断します。
品質低下で敬遠される
2022年は大雨の影響、コロナによる入国制限による収穫の人手不足も含め、到着が例年よりも1ヶ月以上遅くなりました。1ヶ月の販売機会損失に加えて雨の影響を受け、市場価値が付きづらい房から実が外れやすいぶどう(脱粒)が約26%発生し、B級品の市場評価に。その結果として売れ残る事態。。。。「ほんの少し傷があるだけで」「形がいびつというだけで」など商品として価値がないと判断され一流品質でもB級品とされてしまう。品質・味・食味には影響がないにもかかわらず廃棄されてしまう。何とかしたい、何かできないか、、何とかしなければ、、、
農家さんを救うために
弊社担当者は各方面の方からアドバイスをいただき日々考えました。このぶどうをなんとかお客様に届けることができないか。そこで出た答えが「ジュースにする」でした。弊社は輸入果物専門商社です。ジュースは作ったことがありません。しかしながら、弊社担当者は諦めません。ここからありとあらゆる人脈を手繰り寄せ、果物をジュースにする加工業者さんとのご縁ができました。2022年秋のことです。そこからは加工業者さんとの打ち合わせ、ジュース加工の工場視察、容器に詰めてくれる充填業者さん探しなど、本業の傍ら奔走しました。年が明けて2023年3月。試作品が完成。ここからはコンサルティング会社さんの力を借りながら、商品名やラベルの作成などを経て、オーストラリア産クリムゾンを取り扱っていただいているお客様の元へ営業活動です。あわせて弊社通販サイトでも準備を開始。大雨の影響を受けて約1年。ぶどうが違う形となって皆さまの元へお届けする状況が整いました。
大絶賛いただいています
農家さんの利益を守る、フードロス貢献への想いからぶどうジュースの名前を”Re:Budo”としました(農家さんともご相談の上、決定)。肝心の出来上がったジュースの味はどうなのか。弊社担当者が営業活動の際にバイヤーさんに試飲いただいたところ、大絶賛。また、消費者の方への試飲においても美味しいとの評価をいただいております。それもそのはず。糖度18.5度以上あるポテンシャルのあるぶどうから作られたジュースです。砂糖・甘味料・着色料未使用。甘くて濃厚なデザートワインのような仕上がり。ぶどうそのものの味です。素材を活かしてぶどうの皮ごとジュースにしているため、濃厚な色味となっておりますが、品質・味に問題はございません。
お召し上がり
まずは是非ジュースとしてお召し上がりください。別のお召し上がり方として、弊社調べではお酒などの割り材としてもオススメです。他にも合う方法がありそうです。是非お好みのお召し上がり方を見つけてみてください!
さいごに
長文をご高覧いただきましてありがとうございました。
農家さんを救うべく、皆さまのご協力お待ちしております。
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§ 本記事の関連ページ
- Re:Budo (ぶどうジュース)
https://globalfruit.co.jp/fruits/grape-juice-rebudo/
※不定期での取り扱い